ギャンブルの必勝法「マーチンゲール法」を投資商品に応用するとどうなるか徹底検証!待っているのは巨万の富か絶望か!?


この記事ではギャンブルの世界で必勝法と言われるマーチンゲール法を投資商品に応用するとどうなるかを検証していきます。



必勝法!?期待してもいいのかな…?



上手くいけばこれだけで生活出来そうだけど…どうなるかな?
マーチンゲール法って何?
マーチンゲール法は18世紀のヨーロッパで発祥したとされるカジノなど賭け事に使われる手法で「必勝法」とされている手法で禁止しているカジノも多いそうです。



短期売買への応用は後ほど紹介するとしてマーチンゲール法の概要から説明していきます。
なぜ必勝法と言われるかは連敗が続いても1回の勝ちでそれまでの損失を取り戻すことが出来るからで方法はとてもシンプルです。
マーチンゲール法のルール
- 負けた場合:次の勝負で損失額の2倍の金額を賭ける(また負けた場合はさらにその2倍の金額を賭けていく)
- 買った場合:次の勝負は初回の金額に戻す
これをひたすら繰り返すだけなので非常に分かりやすい手法ですが欠点、注意点もあります。
マーチンゲール法の特徴・注意点
- 最低でも10連敗以上に耐えられる様に小額から始めないといけないので大きな利益を出しにくい
- 勝率が低いものに応用すると連敗が続いて全額を失うリスクがある
なお200円から賭け始めた場合に何連敗まで耐えられるかを現わした表が以下となります。
▼200円から開始した場合
※後述の短期売買応用時は商品特性により必要資金が変わります。



200円の賭けから始めても20連敗に耐えるには2億円以上も必要…。



そんなにお金持ってたらFIRE出来ちゃう(笑)。もう少し低めで考えてみようかな。



子供の頃に人生ゲーム(ボードゲーム)のサイコロで小さい数ばかり出た記憶があるから10連敗までだとちょっと怖いな…。



因みに勝率5割のゲームなら10連敗する確率は理論上0.098%なので1000回に1回程度。負けが込んだときは勝率が本当に5割あったのか一旦立ち止まって検証することも必要そうだね。
1/1000と言うのはありえない数字ではないのでやはり15連敗あたりまでは耐えられる前提で進めていきたいところです。ちなみに16連敗で全額失う確率は0.0015259%でおおよそ6万5千回に1回の確率なのでかなり安全と言っても差し支えないでしょう。
この方法の欠点は手持ち資金が大きい場合を除き少額スタートとなるため得られる1回で得られる利益が小さく相当な回数をこなさないとまとまった金額にはならない点です。
高レバレッジ型商品のFXに応用する
大前提として公営ギャンブルなどでは還元率が低いので前述より連敗確率が上がってしまいます。
▼主な公営競技の還元率


還元率100%で勝率50%相当なのでこれらに応用すると連敗する確率はかなり上がってしまいます。
そこで登場するのがFX(外国為替証拠金取引)です。倍々と増やしていくには資金が大量に必要になるためレバレッジ型の商品は最適と言えるでしょう。
理論上スプレッドの関係で勝率は僅かに50%を割りますが低スプレッドの通貨を選びランダムに取引すれば勝率はほぼ50%近くになるはずです。



まずは取引の際に気を付ける5つのルールを紹介するね。
マーチンゲール法をFXに応用する際に気を付ける5つのルール
- 値動きの荒いスリッページの起こりやすい時間帯は取引を避ける ※日本時間9:00~15:30あたりでイベントのない時間がおすすめ
- 利益と損失の幅を(200円など)均一にする。※1回目で負けた場合に2回目の幅を倍の400円にする方法もありますが幅があまり大きくなると決済されずにスリッページの起こりやすい時間帯に移ってしまったり、1取引に時間が長くかかり回数をこなせなくなります。極力取引通貨を倍に増やしていき決済の幅は均一にすることをおすすめします。
- 上昇、下落局面の影響を受けず勝率のブレをなくすため「買い」で入った次は「売り」から入り交互に行う。※チャート分析に自身のある方は「どのタイミングで入るか」、「買い」から入るか「売り」から入るかを自身で決めていただいてもOKですが回数をこなすのは難しくなります。基本的には取引のタイミングを気にせず「買い」、「売り」を交互に行います。
- 5割近い勝率が出せるように基本的に低スプレッドの通貨ペアを選択します。
※低スプレッドの代表格「USD/JPY(米ドル/円)」を例に話を進めていきます。
- 注文は必ず「IF‐DONE‐OCO注文」で行う。※決済注文の遅れで損失の幅が大きくならない様にするため。
スリッページ
注文価格と約定価格で差(ズレ)が生じること。経済指標や声明などのイベント直後など急激なレート変動時や流動性の低い朝方の時間帯などに起こりやすい。損失が拡大するネガティブスリッページだけでなくプラスにズレるポジティブスリッページもある。
スリッページの発生リスクを抑えるには…
1. イベントカレンダー(経済指標、声明など)を参考に発表時間帯前後は取引を避ける
その他為替介入の可能性がある相場も避ける
▼写真はGMOクリック証券のイベントカレンダー


2. 取引量の多い時間帯と低い時間帯、FX会社の値洗い直後は取引を避ける
➡日本時間9:00~15:30あたりがおすすめ





スリッページなしを謳っていても指値で100%約定する訳ではない(指値を飛び越えて損失拡大の恐れがある)ので値動きの荒い相場でマーチンゲール法を使うのは避けた方が賢明です。その他に「最小注文数量」と「最大注文数量」にも配慮が必要です。



倍々にしていくと初回を小さくして後半は大きくなるからそれぞれ引っ掛かりそう。



最小と最大が各社どの様になっているかはこの後紹介していくね。
■用語解説
スプレッド
買値(Ask)と売値(Bid)の差額(=手数料=FX会社の利益)のことで小さいほど良い。購入時点ではスプレッド分マイナスからのスタートとなるのでデイトレードなど短期売買においては非常に重要な要素となる。スリッページ同様に取引量が多い時と少ない時はFX会社が損失をカバーするために拡がっている場合があるため買値と売値の差を確認してから購入しましょう。
IF‐DONE‐OCO(イフダン・オーシーオー)注文
新規注文と2つの決済注文(利益確定と損切り)をセットで発注する注文方法です。新規注文はもし〇〇円になったら買う(または売る)という指値(指定レート)で購入し、△△円で利益確定、✖✖円で損切りという決済注文を同時に入れることが出来ます。※会社によっては名前が長いのでOCOの機能もあるのに「IF‐DONE(イフダン)注文」と名付けているところもあります。
利益と損失の幅を自分で設定できる点、決済注文の遅れが生じない点が特徴で、FX会社に予め予約を入れるため自宅のWi-Fi環境が悪くなった時も安心です。
FX各社 最小注文数量と最大注文数量比較
低スプレッドの代表格「USD/JPY(米ドル/円)」を例に比較していくと…
| IF‐DONE‐OCO注文 | 最小注文数量 | 最大注文数量 (注文1回あたり) | |
|---|---|---|---|
| SBI FXトレード (SBI証券) ![]() ![]() | 使える | 1通貨 | 1000万通貨 |
| MATSUI FX (松井証券) | 使える | 1通貨 | 200万通貨 |
| FXネオ (GMOクリック証券) | 使える | 1000通貨 | 100万通貨 ※早朝時間帯は10万通貨まで |
| 外貨ネクストネオ (外為どっとコム) | 使える | 1000通貨 | 500万通貨 |
| LION FX (ヒロセ通商) | 使える | 1000通貨 | 100万通貨 |
※2026年4月10日時点の調査結果となりますのでご注意ください。



連敗回数が多くなると上限で引っ掛かるので「FBI FXトレード」が最適な選択肢になりそうです。他のFX会社でも注文を2つに分ける方法がありますが合計注文数上限と2つの注文が同時に入る様にするなどの注意が必要です。
FX応用時の必要資金について
FXでは取引の損益とは別に通貨ペアを購入するための証拠金が必要になるのでマーチンゲール法を行う上で必要になる資金を計算してみましょう。
例えば「米ドル/円」のレートが160円の時に10000通貨購入するのに必要な証拠金は…
必要証拠金 計算式
160(レート) × 10,000(通貨数)÷ 25(レバレッジ)= 64,000円(必要証拠金)



これを損益とは別に持っていないといけない訳ね。



それだね。スリッページがない限り損益はギャンブルと一緒だけど実施するための手持ち資金は多く必要になるよ。
シミュレーション結果



それではお待ちかねのシミュレーションへ移ります。
シミュレーション条件
※レート1ドル160円 初回決済損益100円 初回500通貨 損益確定幅0.2円(20pips)
| 回数 | 取引通貨数量 | 必要証拠金 | 累計損失 | 最低必要残高 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 500 | 3200 | 0 | 3,200 |
| 2 | 1,000 | 6400 | 100 | 6,500 |
| 3 | 2,000 | 12,800 | 300 | 13,100 |
| 4 | 4,000 | 25,600 | 700 | 26,300 |
| 5 | 8,000 | 51,200 | 1,500 | 52,700 |
| 6 | 16,000 | 102,400 | 3,100 | 105,500 |
| 7 | 32,000 | 204,800 | 6,300 | 211,100 |
| 8 | 64,000 | 409,600 | 12,700 | 422,300 |
| 9 | 128,000 | 819,200 | 25,500 | 844,700 |
| 10 | 256,000 | 1,638,400 | 51,100 | 1,689,500 |
| 11 | 512,000 | 3,276,800 | 102,300 | 3,379,100 |
| 12 | 1,024,000 | 6,553,600 | 204,700 | 6,758,300 |
| 13 | 2,048,000 | 13,107,200 | 409,500 | 13,516,700 |
| 14 | 4,096,000 | 26,214,400 | 819,100 | 27,033,500 |
| 15 | 8,192,000 | 52,428,800 | 1,638,300 | 54,067,100 |
| 16 | 16,384,000 | 104,857,600 | 3,276,700 | 108,134,300 |
※必要証拠金は1ドル160円の場合で算出しており、前述の様にレートにより変動します。記載の最低必要残高ギリギリだと15回目までチャレンジ出来ると思っていたら14回目までになってしまう恐れがありますのでご注意ください。
損益確定幅を20pips(160→160.20または159.80)にしたのはこれより狭いと初回取引通貨数量を上げないと1回の取引で得られる金額が100円未満とかなり小さくなり、これより幅を広げると約定までに時間がかかり、値動きの少ない状態が続けばロンドン市場が開きスリッページが発生するリスクがあるためです。
これでも15回目でSBI FXトレードの1回の取引上限ギリギリいっぱいで16回目のチャレンジは出来ない計算になります。
結果検証
それではシミュレーション結果を踏まえて実際に行う価値があるかを検証してみましょう!
15連敗で163万8300円の損失を出して次の勝負が出来なくなる確率は…


3万2768回に1回の確率です。
1取引で見れば僅かな確率ですが、もし「1000万円を稼ぐ」ことを目標とした場合、目標達成には10万回の勝ちが必要になります。
そして1度も15連敗することなく10万回勝つ(1000万稼ぐ)確率を計算すると…


僅か0.22%です。
ではそこまで欲張らずに500万円稼げればいいかと5万回勝つまでに15連敗しない確率を計算すると…


僅か4.7%です。多少確率は上がりましたがこちらもほぼ負けにいってる様なものです。
では割り切って100回勝って1万円だけ稼げればいいかと考えると…


この場合は15連敗しない確率が99.39%になります。
回数が少ないうちは勝ったまま離脱出来る可能性が高いとも言えそうです。



良くも悪くもって感じだけどこれだけじゃ働くように稼げないことは間違いなさそうね。



少ない回数で早めに離脱すればかなり高い確率で利益の出る方法と言えますが手持ち金額に対しかなり少ない利益で離脱すれば…という条件付きです。なお今回のシミュレーションのパターンだと15連敗した際は327万6,700円の損失(スリッページなしの場合)となります。
papatenの判定は…


NGです。残念。



コメント